2012/11/16

すれ違う女の子は

ブログを書こうとしては下書きで消す、みたいな日々だった。

演劇の練習用にキーボードとMacBook、機材などを持ち歩き、学校に行ったその足で新宿へも行った。
新宿はいつだって人で溢れかえっていて、ゴミのようとかそんなレベルじゃなくてゴミだった。ぶつからないように歩いていたらカップルを避けきれなくて、少しバランスを崩してキーボードが右側に逸れただけで避けきれなかったカップルにめちゃくちゃ笑われた。疲れていたのもあって20歳にもなって泣きそうになってしまった。泣きそうになってしまっただけならまだいい。殴りたくなってしまった。実際には唇を噛み締めてただ歩いただけだった。この感情が存在することが気持ち悪い、疎ましいと思ったりしながら歩いていたら路上で歌う人たちがわさわさいて、「だうみの歌は押し付けがましい」と言われたことを思い出してまたつらくなる。そんなこんなだったのにさがしていたものは見つからないし、MacBookとプロジェクターを繋ぐケーブルはやたら高いし、私はつらくなる為に新宿に行ったようなものだった。荷物多い時は二度と行きたくない。路上ライブはいつでも聞きたくない。心が狭い生き物である。