2013/08/31

散文ゴシップ

台所のシンクが不思議な濡れ方をしていて、よく見たら蛇口の締まりが悪かった。もう古いから水がぼたぼた垂れてくる。蛇口の下にコップを置く。無駄な抵抗。
愛されていない!と思い込むことも、愛されている!と勘違いすることもそれなりに容易で、満たされない承認欲求をちらつかせながら、渡り歩く彼女が滑稽だと笑う彼らの間を通り抜ける。
子供の頃はもう少しまともな大人になれるような気がしていた。少なくとも動悸への対処がアルコールを突っ込むことではないような、大人。
といったかんじでてきとう極まりない文章を書くのは楽しい。卒論は進まない。誰かを追いかけていないと気が済まない人生ならやめてしまえばいいのにね。深呼吸が滑稽な行為に思えてきた。精神科医は「あなたは正常ですよ」と微笑を浮かべて言う。正常とは、異常とはなにか。どうでもいいけど、つらさから解放してくれ。