2013/12/17

殺戮と海

最低なやり方で人を殺す時、見える景色はきっと極彩色。殺しきれなくて復讐をされたら目の前はただの赤赤赤。最後のとどめをきちんと刺せばよかった。

なにもかも中途半端な私は、やっぱり今年も中途半端だった。愛おしくて仕方ないと思っていたものも、年末には存在すら忘れてしまうのか。

明後日のライブは40分ステージだから、いつもより多く曲をやるために高校生の時に作った歌を引っ張り出してきた。当時はなにも考えていなかったつもりだったのに、すごく尖っていた。いまは歌うのがつらいと思った。でも歌いたいことがないのは一番おそろしい。忙しくしていることに安心している自分が一番かわいくて憎い。

朝からまともな食事を食べていない。サンドイッチを買ったのに、食べるタイミングがない。

大学の同級生に「しずくだうみってきみなの?」と訊かれた。え?人違いですよ?って言えばよかったかな。中の人でしかないのだ、わたしは。