2014/07/01

生と風

ほとんど寝ないで目が覚めた。

昨日は花の手入れをしていた。
ぐったりしている花を捨て、比較的活きがいい花を選定していく作業は、本当に無にならないと胸がつまる。小さい頃おはなやさんになりたい♪と無邪気に言う女の子は沢山いたけれど、沢山の花が切られて売られているということはそれだけ捨てられているということに気がついているわけもなく、ただ花が綺麗だというそれだけの理由で、花屋になりたいという発言はされていた(いる)のだ…ということをずっと考えていた。プライベートで花をもらうことなんて殆どない。もらっても猫に食べられてしまうから親しい人には花はやめてくれと言ってある(と言いつつ捨てるのが心苦しいのもあるのだが)。ちなみに、昨日花の手入れをしていたのは、バイト先の店長の奥さんが先日誕生日で、それはもう沢山の花束などをいただいて処理に困るくらいの量だったからだ。プライベートで花を手入れする余裕は私にはない。自分のことで精一杯すぎる。

昨日の六本木は磯の香りがすると皆が言っていた。南風に乗って海の匂いがくると磯の香りがするらしいけど、南風が吹いているにしては肌寒かった。少し風邪を引いた気さえする。でも薄着で寝てしまった。ぐう。

7月いっぱいでいまの店をやめることにした。宴会で人が足りない時なんかは呼んでほしいと伝えた。大資本の小さい歯車の方が気持ちが楽だと思ってしまったのだけれど、それはそれでつらいことも知っている。労働に意味なんて求めてはいけないのかもしれないけど、私は求めがちである。7月いっぱいは店にいると思います。私がいる時に遊びにきてもらえたら何かサービスできるのでぜひ。