2014/10/13

電話

福島の、祖母の実家から電話がかかってきた。祖母と全く同じ話し方をする男性が、祖母の妹が亡くなったことを知らせてくれた。私は亡くなった方と全く面識がなかった。私が知る限り祖母は実家に全然帰っていなかったが、妹の死はさすがに落ち込んでいるようだった。そんなこんなでしばらく祖母と話をしていたら実家の話になった。襖を全て開けたら100畳を越える空間があるほど広い家だということを、これまで1ミリも知らなかった。猫がいて縁側で遊んだり、カエルとりをしたり、少し離れたところにある川で泳いだりしたことを母が教えてくれた。貧しくてたべるものが少なかった話以外も聞きたいと言って、いまのうちに聞いておくべきだとなんとなく思った。