2014/10/27

匂い

写真展の写真に、死んだ友人が写っている気がした。多分気のせいだった。
お祝いも悲しみも花で表現するから、お祝いの時の花の匂いでも死を連想する。同じような理由でお香もずっと苦手だった。匂いと記憶はどうしようもなく結びついているんだな。昔好きだった人と似た匂いがする初対面の人にはなんとなく肯定的になれるし、元気がない時に苦手な匂いが漂ってくるとさらに元気を無くす。空腹だと匂いに敏感になるのかどうかはよくわからんけど、昨日は空腹で渋谷に降り立ってしまって、あらゆる匂いが混在しているせいでものすごく気持ち悪くなってしまった。普段は全然平気なのに。某石鹸屋の匂いで倒れそうになりながら安いラーメン屋に入った。ラーメンは食券を渡したら一瞬で提供された。麺硬めってこんなもんなのか?と思ったけどひとりだったから何かを発することもなく黙々と食べた。J-POPの曲が流れていて、別れたのに未練たらたらの男から送られてくるメールをそのまま歌詞にしたみたいな内容だった。そんな内容でも食事によって気持ち悪さが軽減された私は軽い足取りで高円寺に向かい、遠いのに行き過ぎだという自覚があるデアデビで可愛くて仕方がないセーターを取り置きした。デアデビでの皆さんとの話もそこそこに秋葉原に向かい、自撮りのインタビューを受けた。インタビューを受けるほど自撮りをしているのかは謎。自撮りをする理由なんてその人によって全然違うけど、皆それぞれ信条みたいなものがあって面白かった。終わってからプリクラを撮った。女子にしかわからない嫉妬・妬みみたいな複雑な感情の話がスッと伝わるのが心地よかった。

それでいまは、取り置きしたセーターを取りに行く為にまた高円寺に向かいながらブログを書いている。ああんポヨ…。