2017/06/16

眠れない時


眠れない時、窓の外をずっと見ていて、終電が終わって人っ子ひとり通らない住宅地をずっと見ていた。人が通らなければ、鳥も鳴かない。何にも変わらない風景なのにずっとずっと見ていた。

小さい頃、繰り返し繰り返し同じ夢を見た。うまく説明ができないけれど、岩みたいな存在に追いかけられる夢。幼稚園児の頃、サンリオピューロランドにあったアトラクションがこわかったのだけれど、そのイメージなのかもしれない。うまく説明できないのだが、とにかくこわかった。自分の布団を抜け出して両親のベッドに潜り込み、邪魔だと邪険に扱われてめそめそ泣いた。

今は、扇風機を弱めにつけている部屋でタオルケットを抱きしめてブログを書いている。
インターネットは私たちをさみしさから救ったのだろうか。
諦める技術は嫌でも習得していくものなのだろうか。
交差点の真ん中で悲しみに襲われた時、みんなはどうしているのだろう。